HELLO GOODBYE

つらつらと。フラッとでロウ。

私の10年を返して

とあるカフェで働き続けて丸10年。
個人経営店のアルバイトだけれど。
飲食店の経験もあって、仕込みも、
接客も、開店作業も任された。
10年目にして、このコロナ。
小さな路面の支店もオープンさせて
ようやく1年目の時に閉店。
約1ヶ月、ひとり営業も経験した。
この支店のオープンに当たり、
私自身も掛け持ちの病院の仕事を辞めた。
まあまあ大きな希望を含めた決断だった。
早とちりし過ぎたのかなあ。
飲食店の儚さたるや。
私の夢の儚さたるや。

このコロナが無くても、
【10年】という区切りは気になっていた。
そして今回、決定打となった。

彼女たちはバブルの恩恵を直に受けていた。
イージーモードで社会人デビューしていたはずだ。

私は馬鹿真面目に働いた。
しかも時給労働。
正規雇用を選ばなかった自分が悪い。
それを言われてしまったら、
ぐうの音も出ない。

私は3月で10年やってきたお店を辞める。

共同経営の1人とソリが合わなかった。
私の未熟な部分もあった。
なんでもっとスマートに辞める事を
伝えられなかったのだろう。

10年やってきた事、褒められたかったのかな。
褒められるような事、やってないか…。
なんで個人経営のお店に10年もいたんだろう。

11月17日の件で風向きが変わった。
年末も2日休んでしまったし。
何かが、あのお店から私を離そうとしている。
きっと長く居ては良くないのだ。

このコロナで飲食店の危うさを知ってしまい、
確実な職場で繋ぐことにした。

スーパーと病院とお店の3つの掛け持ち。
去年はホテルの食堂も含めると
4つの仕事をしたことになる。

食い繋ぐために必死だった。
たまに気持ちが折れることもあったし、
今もしょっちゅう折れている。

私の10年、これでよかったのかな。